作例
その3 トーンとコントラスト
NEX-5N CONTAX Sonnar 90mm F2.8(G)
コンタックスGレンズはY/Cマウントレンズと比べるとコントラストは強めに出るようですね。
それでいながらハイライトのトーンは豊富だと感じます。
シャドーはY/Cと比較すると深く沈むように思いますね。
NEX-5N CONTAX Sonnar 90mm F2.8(G)
メリハリの効いた絵ですが、トーン表現の柔らかさも併せ持っているようです。
NEX-5N CONTAX Sonnar 90mm F2.8(G)
暗闇に浮かび上がるキャンドルライト。
平然と描写できています。
NEX-3 CONTAX Sonnar 90mm F2.8(G)
日没後のトワイライトな雰囲気も出ていますね。
遥か彼方の富士山もくっきりと浮かび上がっていますね。
NEX-3 CONTAX Sonnar 90mm F2.8(G)
大都会の日没。
空のトーンも柔らかい表情です。
シャドーは沈んでいますか?
手前の立体駐車場をよくみるとシャドーの中にもちゃんと階調が表現されているのがわかります。
NEX-3 CONTAX Sonnar 90mm F2.8(G)
夕方の真横からの陽の光。
ハイライトも持ちこたえています。
NEX-3 CONTAX Sonnar 90mm F2.8(G)
太陽光を浴びたカタクリの花。
ハイライト付近の階調の豊かさが伺えますね。
NEX-3 CONTAX Sonnar 90mm F2.8(G)
夕日をまともに構図に入れて見ました。
光源そのものは滲んでいますが、逆光での描写も優秀だと感じます。
NEX-3 CONTAX Sonnar 90mm F2.8(G)
このコマはレタッチで調整しているようです。
シャドーのディテイルも失われてはいませんが、シャドウ部の階調表現という点では多少物足りないのか?
NEX-3 CONTAX Sonnar 90mm F2.8(G)
透過光。
冬の光で、やや弱い感じです。
透過光のサンプルにしてはちょっと光が弱いのか?
柔らかさは感じます。
NEX-3 CONTAX Sonnar 90mm F2.8(G)
雲のトーンを見てみると中間調はかなり豊富だと見受けられます。
NEX-3 CONTAX Sonnar 90mm F2.8(G)
ハイキーに振ってやや飛ばし気味の描写です。
安定感があります。
NEX-5N CONTAX Sonnar 90mm F2.8(G)
曇天の描写。
光が来ていないのにコントラストを感じます。
コンタックスGはメリハリのある絵で、様々な条件下でもほとんど破綻なしに安定した描写が得られます。
設計も新しいので特性的にも優秀なんでしょう。
AF時代はピント外しまくりでフィルムを散々無駄にして来たゾナーですが、デジタル時代になって、しかもMFでライブビューでピントを合わせられること
で、ようやくその真価が発揮できた感じがします。
なんで?
CONTAX G Digitalを世に送り出さなかったのか、、、、、。
今更ながら残念でなりません。
生き残ってさえいてくれれば、フルサイズのセンサーも安価に安定して入手できる時代がやって来たのにねぇ、、、、。
CONATX Gの描写を再確認するごとに、なんとも言えない複雑な心境になります。
デジタル世代のレンズは、切れ味もトーン表現もこれほど高くなくても、ソフトウェアとの組み合わせでそれらしい絵にしてしまいますしね。
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